前回は4年前に抱いた、近い将来の中国モノづくりを取り巻く環境でした。
私達が感じたのは、工賃仕事は安い労働賃金の国に流れ、中国は自動化(多品小ロット含む)に進んでいく。
という感想でした。
では、もうひとつ。
なぜ丸腰で中国に進出したのか?
その答えは簡単です。
4年前の日本では、まだまだ中国で安く物を作り、日本に戻すという商流が一般的で、中国に高価な日本工業製品を販売する概念がなかった。
その概念がないので、必然的にお客様がいないまま、中国の可能性だけを信じて、中国進出を丸腰のまま果たしたというのが答えです。
ですので、私達のように日本製品を中国全土に販売しようとする企業には、まだまだアゲインストの風が吹いていました。
私達も正直な話、当初は中国でモノを安く作り、日本に戻そうとしましたが、思ったよりもコストメリットが出ませんでした。
そこで、中国の近未来においての考察をし、自動化(多品種小ロット含む)を売り込む事も1つの企業成長のカギだと感じた。という可能性を信じました。
しかし私達も、中国が自動化(多品種小ロット含む)に進むのは、まだまだ先の話かと思っていました。
現状は違います。
中国沿岸部の中小のモノづくりの会社は、労働賃金の高騰と人手不足で、モノが作れない状況に陥っています。
いまこそ、日本企業の底力を発揮し、日本のモノづくりの真骨頂である自動化設備のソフトとハードを提案するチャンスでは。
次回は、中国での困った、悩んだ、トラブったお話を書き綴っていきます。
私達は 日本の設備産業のアジア進出のお手伝いと、中国の日系企業が設備で困った事を解決しています。
中国全土で日本企業の中国進出や中国販売・納品・据付のお手伝いをしています。
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丸腰で中国に進出したワケ。
- 2010年4月7日
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海外の機械。